石井遼介さん著の「心理的安全性の作り方」を読みました!
この本から学べること
・心理的安全性とは
・心理的安全性を作るためのリーダーの行動
・心理的安全性の低い状態を回避する心構え
この本を読んだきっかけ
自分は最近プライベートでチームメンバーにタスクのアサインをするような立場になりました。そんなときにタスクを渡された側が何の障壁もなく業務に取り組めているか、ということが気になりました。
自分も転職したばかりで立場の低いときに、圧迫感のある上司や先輩社員の指示に萎縮して毎日窮屈な思いをして働いていた時期がありました。そんな雰囲気のない環境を作る一助になればと思いこの本を手に取りました。
内容について
この本では「心理的安全性」のない職場について次のように記載しています。
・無知だと思われたくない →必要なことでも質問せず、相談をしない
・無能だと思われたくない →ミスを隠したり、自分の考えを言わない
・邪魔だと思われたくない →必要でも助けを求めず、不十分な仕事でも妥協する
・否定的だと思われたくない →是々非々で議論をせず、率直に意見を言わない石井遼介. 心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える
これは端的でわかりやすい定義だと感じました。思い返してみて「~だと思われたくない」という心に障壁があるときに気持ちが萎縮してしまうと思いました。
また、そのような心理的安全性の低い状態を回避するために
このように「自信」や「やる気」など、直接は変えられない心の中のことに執着しても仕方ありません。変えられるもの、つまり良い姿勢や大きな声のような「行動」に集中する、役に立つ「行動」が取れるかどうかを論点にする、というのが「心理的柔軟性」の中で、最も重要なコンセプトです。
石井遼介. 心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える
と、変えられないものに固執するのではなく変えられるものに焦点を当てることが重要だと述べられています。
この状態を「マインドフルネス」と呼んでいて、マインドフルネスな自分を身につけることが心理的安全性の低い状態になることを遠ざける一つの手段であるとしています。
思ったこと
例えば会議の中で発言をするとき、周囲からの評価が次のように別れると思うんですよね。
- 発言をしない → 意見のない人だと思われる: -1 Pt
- 発言をしその内容が的を得ている → 優秀な人だと思われる: +10Pt
- 発言をしその内容が議論を深掘りしないようなもの → 無能な人だと思われる: -10Pt
心理的安全性のない職場では、発言し失敗したときの下落するポイントが高くなり、成功したときに上がるポイントの上昇が少ない。そのため評価の下落を恐れて発言をしない道を選んでしまう。
僕は昔会議中に、本筋とは関係ない業務の質問をして場を白けさせたことがありました。あの時の体験から無能の烙印を押されたような気になり発言するのが非常に億劫になった記憶があります。
その時のことを振り返って今後は、誰かが発言したときは-10Ptのリスクを払って発言していることに常に敬意を払っていきたいと思います。
終わり
この本でも「マインドフルネス」というキーワードが出てきました。僕もマインドフルネスの考えは非常に好みではありますが、多くの本で共通して登場するので今のトレンドなのかなと感じます。
ではまた。(´∀`)ノシ
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