雑記、エッセイ

【エッセイ】骨つき鶏肉の骨抜き作業を初めてして感じたこと

たまたま新しいスーパーに行ったので、普段通っているスーパーと値段を比較して歩いていた。
普段目にしている値段の半額程度の鶏肉を発見し、僕は運がいいと思ってそのままレジに持っていった。

その後家に帰って実際調理をしてみて包丁を入れて骨があることに気づいた。
<それで値段が安かったのね、、>

安さに納得しながらも、「骨つき鶏肉 骨の取り方」と検索した。
どうやらハサミで切るのが簡単に骨を抜けるらしい。
その作業をする過程で「今目の前でハサミを立ててる生肉は生きて動いていたモノの末の姿」であることを実感した。

鼻をつく生臭い匂い。部分ごとに不均一な形。血を連想させる赤い液体。時々骨が折れている箇所を発見したとき「痛そう」と思ってしまった。
僕はそれらの肉から骨を繰り出し、接合されている部分をハサミで切断した。
合計で1,000gほど買ったのと慣れない作業であったことも合わさりその作業を完了したのは始めてから40分ほど経過してからだった。

普段調理するときはスーパーで包装された形のままフライパンに入れて熱を通しすという流れを行っている。
今回は長い時間生命を感じさせる物体と向き合ったのもあって色々なことを考えてしまった。

これを機にベジタリアンになろうとは思いはしなかったが、今後は食事を食べる前に「いただきます」と口にすることを意識しようかと思った。